CB400SF VTECTとUとVの違いをわかりやすく説明します
CB400SFのHYPER VTECにはVTEC・SPECU・SPECVの3ステップによる型があります。
どれも型番からするとNC39となっており、見た目もエンジン性能もそこまで大きくは変わらないようですが、微妙に違う部分が多々あります。
今回はその微妙に違う部分の中でもVTECの稼働タイミング(2バルブから4バルブになるタイミング)について、それぞれの特徴・違いについてわかりやすくまとめてみました。
早速確認していきましょう!!
通常・SPECU・SPECVのVTECタイミングの特徴・違い
とりあえずそれぞれのVTEC作動タイミングの特徴を確認しましょう!
まずは通常のVTECから。
CB400SF HYPER VTEC
CB400SFの1999年に発売され型式がHYPER VTECになります。
400ccクラス中型車で初めてのHYPER VTECシステム搭載でこの年ではかなり衝撃的でした。
通常の2バルブ稼働から高速域の4バルブ稼働に変わるタイミングが初期のVTECでは「6750rpm」となっていました。
街乗りでは普通ほとんどVTECが作動することはなく、基本2バルブでの運転。
峠や高速道路になった時だけVTEC作動というような感じでした。
6速で言うのなら105〜110kmくらいでVTECが作動し4バルブに切り替わるイメージとなります。
CB400SF HYPER VTEC SPECU
2002年の1月よりHYPER VTECに改良が加えられマイナーチェンジとしてHYPER VTEC SPECUが誕生しました。
初期のVTECからの大きな変更点は2バルブから4バルブに変わるVTECタイミングの回転数が低くなったことです。
初期が6750rpmに切り替わるのだったのに対して、SPECUでは6300rpmになり、より早くVTEC(4バルブ)を楽しめるようになりました。
6速で言うのなら6300rpmはだいたい100kmくらいの速度になります。なので6速で100km以上は本気モードで走りたいという方にはSPECUがいいのかもしれません。
CB400SF HYPER VTEC SPECV
SPECVは2003年にさらにHYPER VTEC SPECUに改良が加えられてものになります。
VTECが作動するのは基本SPECUと同じ6300rpmで6速のみが変更の6750rpmになります。
なぜ6速のみVTEC作動タイミングが6750rpmに切り替わったのかといういうと、6速の6300rpmだとちょうど100kmくらいの速度での4バルブ切り替えになるので高速などで6速100kmで巡航するとちょうどバルブが切り替わったり切り替わらなかったりするスピード域だったためストレスを感じるユーザーが多かったためだと思われます。
100kmのスピードは高速道路でも何かとよく使う速度。この速度まではゆったり走りたかったり、燃費を悪くしたくないというユーザーに配慮したのがこのSPECVになります。
まとめ
VTEC・SPECU・SPECVの特徴・違いを見てきましたがいかがでしたでしょうか?
今回はVTECのバルブタイミングについて詳しく見てきました。
結局のところ3タイプの違いについてはVTECが6300rpmか6750rpmかの変更するタイミングが違うかどうかというところです。
- 6300rpmは6速で100kmくらいのスピード。
- 6750rpmは6速で105〜110kmくらいのスピード。
この速度域をよく使う人にとって好みが大きく分かれるところだと思います。
わかりやすく簡単にこの3タイプを使い分けるなら以下の感じでいいと思います。
●燃費を気にせずできるだけ4バルブでいつでも速いCB400SFを使いたいならSPECUがベスト!!
●できるだけ2バルブで燃費がよい状態で走りたい。普段そんなに回して走らないけど、本気で走るときだけは早く走りたいなら通常のVTECがベスト!!
●基本燃費がいい状態で走りたいけど、追い越しとかの時はできるだけ早く加速してほしい。また6速の100kmまでをベースにゆったり走ったり、巡航することが多いならSPECVがベスト!!
このような感じで使い分けるといいように思います。
以上、CB400SF HYPER VTEC・SPECU・SPECVの違いについてでした。皆様の参考になればと思います♪
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